【レディヒート】レディヒートでほんとに増収するの?~トマトで使い比べて効果実感!~ - 誠和アグリカルチャ

MODEL CASE
施用方法 / 施用事例

2020.12.21 ハウス塗布剤

【レディヒート】レディヒートでほんとに増収するの?~トマトで使い比べて効果実感!~

暑さ対策には様々な資材があります。レディヒートの特徴については、他の記事でもご紹介の通りご存じの方が多いかと思われます。

しかし、「レディヒートはほんとに効果はあったのかな」「収量は増えたけど天候のおかげでは?」といったように、効果がわかりづらいと感じる方もいらっしゃいます。 そこで、実際に収量を比較を行った事例を紹介します。

暑さ対策は収量を伸ばしていくうえで重要だよね!
でも、ほんとにレディヒートで増収するのかな? 

今回ご紹介する事例では3か月で7.9%の増収をしたよ!
でも7.9%の増収というのは、
未処理区で13個のトマトが取れているときにレディヒート(RH)区で14個のトマトが取れているのと同じ量の増収なんだ。
このくらいの増加量だと体感で気づくのが難しいよね。

学者
学者

それは気づけないかも・・・

そうだね。
今回ご紹介する生産者様の圃場でも、1年目は収量を比較しなかったんだ。ペンたんと同じように、増収しているかどうか実感できなかったんだ。

ここからは、それを踏まえて未処理区とRH区で収量を比較した事例を紹介するよ!

学者
学者
ペンたん
ペンたん

はーい!

レディヒート使用事例 福島県南会津郡

作物     夏秋トマト    6月初旬定植-10月下旬栽培終了
ハウス仕様  パイプハウス   間口 6m × 奥行 60m
塗布日       2020/6/17
塗布方法     動噴鉄砲ノズル
使用濃度      2.5缶/10a

使用目的

・高温期の収量の向上
・強日射による裂果の抑制
・作業環境の改善

結果①果実温度の比較

・2020/9/1の快晴時に果実温を測定。未処理区に比べRH区では1.7℃低い平均果実温を観測

結果②可販果収量の比較

・RH区と未処理区それぞれの収量を測定。
・体感的にRH区のほうが着果数が多かった。
・未処理区と比べ、RH区では可販果収量が7.9%増え、 廃棄率が2.4%減り、3か月で202.5kg増収した。

→10aあたり約560kgの増収となった。

ペンたん
ペンたん

10aあたり約560kgの増収になったんだね!
これはすごい!

体感的には増収を感じることが難しくても、実際に収量を測定すると大きな差になっているね。
増収することで利益につながるのかもきちんと確認しよう。

学者
学者

※トマトの平均単価を400円/kg(この地域での平均単価)とすると、
560kg/10a × 400円/kg  
224,000円/10a の売り上げ増加

 かかった費用を差し引くと・・・
224,000円/10a - 80,000円/10a (レディヒートの費用)
144,000円/10a の収入増となった。

ペンたん
ペンたん

レディヒートの費用以上に効果がでているんだね。
10aで15万円近くも収入が増えているとは思わなかったよ!

新しい資材を導入するときには、しっかりと比較を行って資材の良し悪しを見極めていこう!

学者
学者

一覧へ戻る

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。